北岡プロのボウリングセミナー
〜ボウリング用ボールの選び方編〜
皆さん、こんにちは!
今回のボウリング特集は、たくさんのプロボウラーが所属するスポルトの中でも、その高い技術力に定評のある、スポルト横須賀所属の北岡プロのボウリングセミナーです。
その記念すべき第一回は、ボウリングの基本中の基本でありながら、スコア向上には欠かせない“ボウリングのボールの選び方”についてです。
そして今回は特に、あらかじめボウリング場に用意してある“ハウスボール”(一般的にボウリングのボールと言えばこの種類のボールのことを指します。このボール以外に、自分の指の大きさなどに合わせて作成するマイボールというボウリング用のボールもあります。詳しくは特集”何がちがうの?ボウリングボール”をご覧ください)の選び方について、北岡プロが解説します!
簡単なようで実は奥が深い、ボウリングのボール選びを、なるべくボウリング初心者の方にもわかりやすい様にご説明しますので、ぜひご覧ください。
自分にあったボールを選ぶ方法を理解すれば、それだけでスコアが良くなることもよくあります。しっかり理解して、ボウリング場に行かれた際に役立ててくださいね☆
良い例:
親指をまっすぐにして入れましょう
Q 自分にあったボウリングのボールの選び方を教えて下さい!
A(1)親指を入れる穴の大きさ・太さを確認しましょう!
ボウリングにのボールを選ぶ際、第一に確認していただきたいのが、“ボールと親指に関する部分“です。
ボウリング場で良さそうなボールを見つけたら、ボールを手に持ち、親指を曲げないでまっすぐにして、ボールの根本まで穴に入れてみてください。
そしてその時、親指の第一関節の出っぱているところが、穴の中の壁に軽くふれるくらいの大きさの穴の空いたボールを探しましょう。
良い例:
穴の中でも親指はまっすぐに
さらに付け加えると、穴のなかで親指を回してみた時、親指が壁に軽く触れつつも、きちんと回すことができる状態が理想です。
親指の第一関節の一番出ているところが引っかかって回らないボールは、投げる時に指がきちんと抜けないため、うまく投げることができません。
逆に、親指を入れてもどこにも触れないで、すぐに抜けてしまうようなボールはサイズが大きすぎるボールです。そういったボールを選ぶと、投げる際にボールを落としてしまう原因になるため、気をつけましょう。当然、良いスコアを出すのも難しくなってしまいます。
Point“穴の中で親指が遊んでしまうような穴の大きさのボールは避けましょう”
悪い例:
親指が曲がっている
また、”ボールの穴に親指を入れる時は、親指を曲げないで入れましょう”とお伝えしましたが、この点も非常に重要です。親指は、穴の中では曲げないで、まっすぐにすることが上手にボールを投げるコツでもあるのです。
親指を曲げた状態でボールを投げると、ボールを上手く投げられないだけでなく、指の先を痛めてしまう原因にもなるため、親指はまっすぐにしてボールを投げることを、しっかり意識してください。
A(2)続いてはボールの重さです
古くはボウリング業界内でも、ボールを選ぶ基準は自分の体重を10で割った重さ(1ポンドは450g、ポンドをキログラムに直すとわかります)を基準に選ぶと良い、などと言われていました。
しかし現在では、最初にお伝えした様に、一番重要な基準として“親指の合う”ボール選ぶことを優先すべきと言われています。
そして自分の親指にあったボールを見つけたら、その中で自分の腕力で軽く振れる重さから、軽くは振れないかれど、振り回されすぎない重さのボールを、その日の自分の体調面にあわせて選ぶことが重要です。
大人の男性の方では11ポンド~14ポンドのボールを使ったりすることもありますし、腕力に自信のある方は14ポンド・15ポンドを使っても構いません。あくまでも親指の穴の太さを目安にボールを選びましょう。
大人の女性の方や、ご年配の方には基本的に9ポンド~12ポンドくらいの重さのボールをお勧め致します。
6ポンド程度の重さのボールは、小さなお子様用のボールです。お子様用のボールにはボールを持ちやすいように、5本指を全て入れて投げられるような、5つ穴が開いたボールもあります。
まとめ
ボールの選び方、いかがでしたでしょうか?
今まで、ボウリング場のボールをなんとなく感覚や重さだけで選んでいた方は、“まずは親指をまっすぐボールの穴に入れて、軽く壁に親指の第一関節が触れるくらいのボールを選ぶことが重要なんだ”ということを頭に置いてボールを選んでみてください。
それだけでボールを投げる動作が安定して、思いがけないスコアの向上につながりますよ!
※北岡プロへのボウリングに関するご質問は、随時スポルトのお問い合わせフォームより受け付けております。
全てのご質問に個別に答えることはできませんが、数の多いご質問にはなるべくボウリング特集等でお答えしていく予定です。
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